構造用木材は四国の山で育ったスギやヒノキを使います。
柱や梁桁などの構造体は無垢の木材でつくります。
色・艶・香が良く、内部干割れや強度低下の心配の無い自然乾燥材または低中温乾燥材を使用します。
構造体は木材の特性を生かした日本の伝統的な木構法の技術を主体にし、接合金物は要所の補強や補助的な使用に止めます。
深い軒の出や庇、適切な屋根勾配など、日本の住まいのカタチを追求します。
柱や梁桁がいつも流れる空気に接して乾き、維持管理も容易にできるように、天井や壁をボードなどで覆い隠さず真壁、小屋組の現しとします。
無害で環境負荷が少なく、耐久性が証明されている無垢の木材や土・竹・石・漆喰・紙等の自然素材を出来るだけ使用します。(但し、法令や予算、構造上の必要性がある場合は最小限で使用します。)
防蟻・防腐対策はヒノキ・ヒバ・クリ等の樹種(高耐久性木材)や赤身材の使用、ベタ基礎コンクリート等の物理的バリヤと経年点検で対処します。
省エネ性能等級4を最低基準にし、太陽熱や通風などの自然の力を生かすパッシブな住まいを基本とした設計をします。
耐震性能等級3を標準にし、一棟ごとに構造計算して安全性を確かめます。
じっくり丁寧にすまい手のお話しを伺い、それぞれの暮らしを大切にした設計をおこない、優秀な職人達と力を合わせ、ご満足いただけるように誠実につくります。
計画的に経年点検をおこなうと共に、「家守」として日常的なお付き合いを大切にし、住まい手と一緒に維持管理をします。
細かな点ではまだまだありますが、私たちは概ねこのような考えで住まいをつくっています。